Hellsing完結

今日、本屋でHellsingの最終巻が出てるのを発見しました♪。10巻です。前の巻からずっと激しい戦闘が続いてるこの漫画ですが、一体どんな完結かとドキドキしながらの購入でしたよww。

で、とりあえず読了。大団円でした。最後までセラスもインテグラも信念を貫き通して、格好良くという感じで爽快感がありましたね。無論、一番の主人公の吸血鬼アーカードも言うまでもありませんw。しかし、この漫画、キャラクターが本当に濃ゆくて、台詞も「私は戦争が好きだ!」とか「見敵必殺!」とか凄い物騒な物言いが多くて凄くヴァイオレンスな印象が強いんですけど、それでいて深みもある作品だったと思いますね。人間であることと非人間的な化け物の差異はどう定義されるべきなのかとかそういう普遍的なテーマが作中に浸透していたような気がします。今回の巻で敵役の少佐が人間であることの定義は自分の意思、魂があることだと言っていますが、これも人間そのものの在り方を考えさせられますね。(非人道的な行動をしまくる少佐が、こんな物言いするのは凄く皮肉なんですけどねw。)

まぁ、ヴァイオレンス度高めで、物騒な作品ですけど、振り返ってみれば、激しい暴力的描写を通して、その辺の意味とか人間の定義とかをコッソリ暗示した名作って感じしますね。そういえば、OVA版はまだ未チェックなので、時間が空いたら是非観たい物ですね♪。