When they cry.....

さて、そろそろ年末ということでアニメもそろそろクライマックスを幾つかの作品が迎えてるのころですね〜。ということで、今回は先日無事に最終回を迎えたひぐらしのなく頃に解の話。色々とありましたが、無事に大団円というところですね〜。後半部は見てて手に汗握る展開が凄く楽しかったですね♪。最後の羽生&梨花のカレンダーをめくった時の笑顔が凄く印象的でした♪。

あと、個人的にさらに印象に残ったのが、ラストに梨花たちと鷹野三四が対峙したときの梨花のババ抜きとジジ抜きの似てるようで異なる特徴、つまりババ抜きは一つのババを互いに押し付けあって、最後に敗者を一人出すゲームであるが、ジジ抜きは似ているようで異なっていて、最後に欠けたカードを足せば、敗者はでないという趣旨の台詞ですね。思えば、これが1期を含めこの作品のストーリー全体のテーマの核になる部分を示唆した言葉みたいな気がしました。つまり、欠けたもの、喪失してしまった何かとそれを探して取り戻すということが作品の核なんじゃないかなってちょっと思いましたw。

この作品では凄惨な殺人事件と悲劇が1期からずっと謎を含んで繰り返し語られてきましたけど、各エピソードを振り返ってみると、何か大事な物の喪失とそれを取り戻そうとする意思が事件の引き金になっていたような気がします。
例えば、
レナのケース:家族、自分の居場所の喪失、それが原因で罪滅し編の事件はあるようです。
詩音、魅音のケース:北条悟史の喪失、姉妹間での信頼関係の喪失など目明し編ではそのあたりがメインでしたね。
沙都子のケース:兄、悟史の喪失、それを取り戻すがために虐待に耐えた側面もあった気がします。
三四のケース:両親と最愛の師であり親代わりの鷹野一二三の喪失、これに基づいて彼女の復讐があったという感じですね。
最後に梨花のケース:彼女の場合は繰り返す、ループの中での未来への希望の喪失がこのシリーズで一部語られていた印象がありますね。

とまぁ、こんな感じでキャラ思い思いに大事なものの喪失体験とそれを復帰させようという思いがあって、それが悲劇の原因になっていた印象を今にして受けました。で、今回の解ではそんな喪失を埋める為、それが原因での悲劇を回避する為にストーリー全体が動いてたような感じしますね〜。これを踏まえて、考えると最後の梨花魅音の台詞は非常に重要な気がします。自分達はジジ抜きはしてもババ抜きはしない、つまり何物も欠けさせない、それによる悲劇を起こさせないって言う強い決意表明って感じですよね。さて、話によると3期の話もあるとのことなんでどうなることやら、楽しみですね♪。